オリンピックとワールドカップの違い・意味

オリンピックとワールドカップの違いとは

オリンピックとワールドカップの違い

- 概要 -

オリンピックは、「スポーツを通して人間育成と世界平和」を目的とすることを世界共通の認識のもとに、四年に一度開催されるスポーツの祭典であるのに対し、ワールドカップには明確な定義はなく、主にサッカー等のスポーツの国際大会のことを指している。

- 詳しい解説 -

オリンピックは、正式名称をオリンピック競技大会と言い、夏季に開催される「オリンピアード競技大会」と、雪上もしくは氷上で行われる競技のみを種目とした「オリンピック冬季競技大会」からなる、四年に1度の開催の世界的なスポーツの祭典である。

元来、紀元前9世紀頃、古代ギリシアで行われていた「全能の神ゼウスをはじめとした多くの神々を崇めるための競技祭」が起源とされる宗教行事であるが、1500年ぶりに1896年に復活した第1回以降は、「スポーツを通した人間育成と世界平和」を究極の目的とし、夏季は現在までで第30回を数え、冬季は22回開催されている。

これに対し、ワールドカップには明確な定義はない。専ら、スポーツの国際大会の名称に用いられており、団体競技では、国別で世界一を決定する大会(世界選手権大会)という意味に、個人競技では世界各国で大会を開催し、年間王者を決定する大会を意味することが多い。なお、世界で最初にワールドカップという名称を使用したのがサッカーだったことから、多くの国ではワールドカップというとサッカーの大会を意味している。