- 概要 -
骨格を覆うように付着した、収縮と弛緩する器官のことを筋肉と言い、その筋肉の筋の長さを変えずに最大限発揮できる能力のことを筋力と呼ぶ。筋力はキログラムの単位で計測し、一般的に筋肉の横断面1cmから2cmに対し、5kgから10kgとされる。
- 詳しい解説 -
原生動物、中生動物、海綿動物を除いたすべての動物に存在し、収縮と弛緩することで体を運動させる器官を筋肉と呼ぶ。
人間の場合は、骨格を覆うように筋肉が付着しており、体重の約50パーセントを占めて体全体や手足を動かす際に使われる「骨格筋」や、主に血管や消化管、器官支壁などの内臓を形成し、血流を促すことで内臓を働かせる「平滑筋」、心臓を動かす「心筋」の三種類に分けられる。筋力とは、この筋肉によって、どれだけ重いものも持ち上げられ、どれだけ強く引くことができるかという、筋肉が最大限に発揮できる能力のことをさす。
つまり、筋肉を構成している直径約0.1mmの筋繊維を、トレーニングなど運動でストレスを与えて鍛えることによって、一本一本の筋繊維は太くなり、さらに筋肉も太くなり、より強い筋力をもつことができるということである。