医者と研修医の違い・意味

医者と研修医の違いとは

医者と研修医の違い

- 概要 -

国家資格である医師免許を取得し、そのための高度な知識や技術を持ち、疾病に対し診療や治療行為を行うことを生業としている者を「医者」と呼ぶ。

「研修医」とは、医師免許を取得後、平成16年4月より必修化された新臨床研修制度に基き、2年間指定病院で医療行為に携わり、総合的で基本的な診療能力を取得することを目的として研修を行っている医者のことを指す。

- 詳しい解説 -

わたしたちが病気になったり傷を負った際に、診療や治療を行い、それを生業としているのが「医者」である。日本では、国家資格である医師免許を取得しなければ診療や治療に携わることはできないため、大学医学部へ入学後、最終第6学年まで進学し、卒業試験に合格し卒業して、十分な高度の知識と技量を持ったうえで資格試験に合格することがその条件となる。

「研修医」とは、医師国家試験に合格した後、2年間、幅広い診療能力を身に付けるために実施される、新臨床研修制度に基いた研修中の医者のことを呼ぶ。これは平成16年4月より必修化となった。地域医療に関わりをもたせ、また、単一の診療科のみに偏らせることなく、内科や外科、小児科など他の診療科もローテーションし研修するプログラムを作成し、総合的で基本的な診療能力を修得することを目的としている。