キリシタンとクリスチャンの違い・意味

キリシタンとクリスチャンの違いとは

キリシタンとクリスチャンの違い

- 概要 -

キリシタンもクリスチャンもキリスト教を信仰するキリスト教信者を指す。しかし、キリシタンとは、専ら、室町時代末期にイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが日本にもたらしたキリスト教の教派のひとつ、カトリック教の伝道者や伝道のことを指しており、現在は一般的に使われることはない。ポルトガル語の「Crist?o」に由来し、日本のみで使われた言葉である。

- 詳しい解説 -

クリスチャンとはキリストの使徒のことを指し、キリスト教を信仰するキリスト教信者のことである。‘香油を注がれ神聖となった者’という意味のギリシア語「クリストス」が語源となり、英語「クリスチャン(Christian)」になったとされる。明確な決まりはないが、現在、日本ではキリスト教信者のことを一般的に「クリスチャン」と呼ぶ傾向が多い。

一方、キリシタンはキリスト教を信仰するキリスト教信者のことを指す点は同じであるが、歴史的経緯から日本でのみ使われた言葉であり、ポルトガル語の「Crist?o」が語源となっている。室町時代末期、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルがもたらしたキリスト教の教派のひとつ、カトリック教の伝道師や伝道することを専ら指しており、現在は一般的に「キリシタン」を使うことはない。