純米酒と本醸造酒の違い・意味

純米酒と本醸造酒の違いとは

純米酒と本醸造酒の違い

- 概要 -

純米酒と本醸造酒は、その分類をラベルなどに明記できる「特定名称酒」と呼ばれるうちのひとつで、古来より日本で造られてきた、お水、米、米麹などが原料である日本酒の仲間である。その違いは原材料で、本醸造酒には味のバランスをとるために、醸造アルコールが使われ、原料のお米も精米歩合は70パーセント以下であることが求められる。

- 詳しい解説 -

‘燗してよし、冷やしてよし’それが、古来より日本で造られてきた風味豊かな日本酒の特徴であり、原料はお米とお水、米麹のみで、お米の主成分であるでんぷんを麹によって糖に変え、それをアルコールに変化させることでできるお酒のことである。

「純米酒」も「本醸造酒」も日本酒であり、商品ラベルなどに、商品の呼称として使用できる国税庁が定めた『特定名称酒』と呼ばれる種類のひとつである。これらは、原料となるお米の製造方法などによって分類される。(2004年1月より改定施行)

「純米酒」と「本醸造酒」は水と3等以上のお米、15パーセント以上の米を使用した米麹が原料である。しかし、「本醸造酒」には、防腐効果やさらに香り豊かにし、すっきりとした味わいにするなどの理由で、原料となるお米の10パーセント未満と他のお酒に比べて少ないが、‘醸造アルコール’(主にサトウキビやお米を使って作られた食用のエタノール)が足される。また、精米歩合は70パーセント以下でなければいけないとの条件が加わる。