シャツとTシャツの違い・意味

シャツとTシャツの違いとは

シャツとTシャツの違い

- 概要 -

シャツとは上半身にまとう肌着や下着、もしくは襟と袖がついた前開きの衣類のことを指し、Tシャツもまたシャツの仲間である。シャツは古代ローマ時代に着用されていた長い一枚の布のような衣装が起源とされ、17世紀初めのヨーロッパでやっと上下別の衣類となり、シャツとして着用されるようになった。現在では、ワイシャツやドレスシャツ、ポロシャツなど多数の種類が存在する。一方、Tシャツはアメリカで着用されていた男性用肌着が始まりで、1970年代になり老若男女が気軽に着用できる普段着として今日の地位に確立したとされる。

- 詳しい解説 -

シャツとは、上半身にまとう肌着や下着、もしくは襟と袖が付いた前開きの衣のことを指す。その起源は古く、古代ローマ時代に着用されていた長い一枚の布のような、スリットが入った単純な形の衣装がはじまりとされる。17世紀はじめに、ヨーロッパで上半身と下半身に身に付ける衣装が別々になり、上半身で短く着る物を「SHORT(短い)」が転訛して「SHIRT(シャツ)」、下半身に短く着る物は「SHORT」から「SKART(スカート)」に変わったとされる。現在では、シャツといってもワイシャツやドレスシャツ、ポロシャツ、カッターシャツなどたくさんの種類があり、Tシャツもシャツの仲間のひとつである。

Tシャツとは、両袖を左右に伸ばし広げたときに服の形が「T」の文字に見えたことに由来して付けられた名前で、一般的に襟がついていないシャツのことを指す。元は、アメリカで男性用肌着として使用されていたものが、1930年代にデザインされた上着として販売が開始され、1970年代頃になり、老若男女問わず気軽に着用でき、比較的値段も安価であったことも手伝って、普段着としての地位が確立されたといわれている。