お好み焼きと鉄板焼きの違い・意味

お好み焼きと鉄板焼きの違いとは

お好み焼きと鉄板焼きの違い

- 概要 -

鉄板焼とは、調理器具に鉄板を用い、野菜やお肉、魚介類から甘いものまでその場で焼いて食べる料理もしくは調理法のことである。お好み焼きも鉄板焼のひとつであり、水で溶いた小麦粉に野菜や肉、魚介など好きな具を入れて鉄板で焼き上げ、ソースやマヨネーズ、かつお節などの好きな調味料で味付けして食べる日本発祥の料理である。

- 詳しい解説 -

「お好み焼き」は、水で溶いた小麦粉に、野菜や肉、魚介など好きな具とともに鉄板で焼き上げ、ソースやマヨネーズ、青のり、かつお節など好みの調味料で味付けて食する、日本発祥の食文化である。好きなものを入れて焼いて作る料理だから、お好み焼きである。元々は、安土桃山時代に小麦粉を水で伸ばして焼き、芥子の実を入れ、味噌や砂糖などを塗って巻物状にした「麩焼き」というお茶会のお菓子が原型で、現在は代表的な関西風・広島風のほか、モダン焼きやもんじゃ焼きなど各地で様々な「お好み焼き」が楽しめる。

「鉄板焼」とは大きなくくりの調理法で、鉄板で野菜やお肉、魚介類、デザートなどを焼いてその場で焼きたてを食べることで、上記のお好み焼きもこれに含まれる。戦後に廃材の鉄クズの上で焼いて闇市や屋台で売ったことが始まりとされる。鉄板は、焼く材料や場所により厚みを変えて使用するが、明確な区分はなく、店舗や野外でステーキや焼き肉、海鮮焼きなどを楽しむほか、家庭でホットプレートを使用して調理することもこれに含まれる。