- 概要 -
どちらも、画像をテレビやディスプレイなどに映し出すために使用される走査線の表示方式である。走査線が、左から右へ、上から順に光ることで画像が映し出されるが、インターレースはこの走査線が一つ飛ばしに表示され、下までいった後、抜けている部分を再度順に表示していく方法で、これにより動画がなめらかになる。一方、プログレッシブは上から順に表示する方法で、解像度が高くなり、動いているものをぶれなく静止画にするのに適している。
- 詳しい解説 -
「インターレース(方式)」と「プログレッシブ(方式)」とは、画像をテレビやディスプレイなどに映し出すために使用されている、『走査線』と呼ばれる赤色・青色・緑色の点が集まった線の表示方式のことをいう。この線を左から右へ、上から順に光らせることで映し出され、現在、日本で主流のデジタルテレビ放送は1125本ある。
「インターレース(方式)」は、走査線が上から1、3、5・・・というように一本飛ばしで表示され、その残像が残っているうちに再度上から抜けていた分の2、4、6・・・というように、残った走査線が表示される方法のことである。一方、「プログレッシブ(方式)」は、すべての走査線が上から順に表示される方法のことである。インターレースは一枚の画像が2回に分けて表示されるため画像がちらつかず、動画がなめらかになり、プログレッシブは解像度が高くなるため、動きのある場面を静止画にするのを得意とする。