- 概要 -
どちらも専ら牛や豚、鶏などの肉類を調理するための調理法、もしくはそれによって調理された料理のことである。
ローストはオーブンや直火で、あぶり焼きや蒸し焼きにする料理ことで、イギリスではサンデーローストと呼ばれ、日曜日にローストビーフ料理が振る舞われる伝統的な行事があり、これは古く、地主が農奴に一週間の働きを労ったことがはじまりである。
ステーキは串に刺して焼いた肉という意味の言葉に由来し、現在ではスライスした肉をフライパンや鉄板などで焼くことを指す。
- 詳しい解説 -
「ステーキ」も「ロースト」も一般的に、牛や豚、鶏などの肉を調理するための調理法のひとつである。
ローストとは、ローストビーフにローストチキン、ローストポーク、コーヒー豆のローストやくるみのローストなど、煎ることや、肉類をオーブンもしくは直火であぶり焼きや蒸し焼きにする調理方法、もしくはそのようにして調理された料理のことを意味する英語の「Roast」を語源とした外来語である。イギリスでは、日曜日のゆっくりめの昼食に‘サタデーロースト’と呼ばれるローストビーフをメインにした伝統的な食事がある。
ステーキの語源は、古く、ノルド語の串刺して焼いた肉という意味の「Steik」に由来するとされ、スライスした肉をフライパンや鉄板などで焼いた調理を指す。焼き方には限りなく生に近い状態の‘ブルー’をはじめとした約10通りあり、日本では、表面は焼いてあるが中はほぼ生の‘レア’、ほぼ全体に色が変わっているが肉汁は生に近い状態の‘ミディアム’、よく焼いた‘ウェルダン’が一般的だが、海外ではより肉を味わうために‘ウェルダン’の指定ができないこともある。