ジッパーとファスナーの違い・意味

ジッパーとファスナーの違いとは

ジッパーとファスナーの違い

- 概要 -

ジッパーもファスナーも同じ物を指す。名前の語源に違いがあり、ファスナーはしっかり固定するという意味の英語「Fasten」の名詞「Fastener」に由来し、制御具や留め具といった意味をもつ。また、ジッパーはアメリカのメーカーがファスナーを締める音から、歯切れの良い音を指す「Zip」に擬え、その名詞「Zipper」を商品名として登録したのが始まりである。

- 詳しい解説 -

ジッパーもファスナーも何度でも自在に開け閉めできる留め具のことで、作りは同じものを指し、正式には「スライドファスナー」と呼ばれるものである。1891年のアメリカで面倒な靴紐を結ぶ代用として編み出されたのが起源とされている。

ファスナーとは、ある場所や物、体にしっかりと固定するという意味の英語「Fasten」の名詞で、制御具や留め具といった意味の「Fastener」に由来してつけられた名前である。ジッパーとは、1921年にアメリカのメーカー(B.F.Goodrich社)が、ファスナーを締める「シュッ」という歯切れの良い音を「Zip(ビュッ、やビューという音を表す言葉)」に擬え、名詞にして「Zipper」として商標登録したのが始まりである。なお、現在は一般名称として使用されている。

つまり、ジッパーとファスナーの違いは名称だけである。また、日本では「チャック」、中国語では「ラーリェン」、フランス語では「フェルメチュール・ア・グリシェール」、中米では「シェレス・レランパゴス」などと呼ばれ世界各地で愛用されている製品である。