アリゲーターとワニの違い・意味

アリゲーターとワニの違いとは

アリゲーターとワニの違い

- 概要 -

アリゲーターは、クロコダイル科やガビアル科とともにワニの一種である。一般的にアリゲーターというとアメリカ大陸に生息するアメリカアリゲーターや揚子江に生息するヨウスコウアリゲーターを指すことが多い。ワニは硬い鱗に覆われた体に、短い手足、平たく長い口と鋭い歯、強靭な顎をち、水中で泳ぐことも陸を這うように動くこともできる爬虫類最大級の動物である。その中でもアリゲーターは温和な性質の方であり、長い口の先端は丸みを帯びているが、他の2種と同じたんぱく質ならどれでも食べる肉食である。

- 詳しい解説 -

アリゲーターはワニの一種である。ワニとは、地球に現存する爬虫類の中で最大級の大きさを誇り、古くその出現は約2億800万年前にのぼる動物で、現在、アリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科の3つに大きく分類されている。硬い鱗に覆われた体、短い手足に強い顎をと鋭い歯をもつ平べったく長い口、体全体を水中に沈めて長い尾ヒレを使って泳いだり、水面に浮いたり、陸に上がって這うように動いたり、のんびりと口を大きく開けて日光浴をしたりと身体的にも行動上にも大きな特徴のある動物である。

肉食であることや元からの気質で獰猛なイメージが先立つワニであるが、その中でも温和とされるのがアリゲーター科のワニである。クロコダイル科、ガビアル科との見分けは、上から見たときに口の先が丸みをお帯びているかどうかである。なお、クロコダイルは細く尖り、ガビアル科は口自体が細長く伸びている。一般的にアリゲーターというと、アメリカ大陸に生息し、アリゲーター科の中でも最大級の大きさのアメリカアリゲーターや、揚子江に生息し、アメリカアリゲーターより少し体の小さいヨウスコウアリゲーターを指すことが多い。