ポトフと野菜スープの違い・意味

ポトフと野菜スープの違いとは

ポトフと野菜スープの違い

- 概要 -

ポトフは野菜スープの一種であり、野菜スープには明確な定義はないが、一般的に、たっぷりの野菜をじっくり煮込むことで野菜の旨みを煮汁にしみこませた汁物のことを指す。ポトフはフランスの家庭料理である。火にかけた鍋という意味で、ソーセージや牛・豚などの塊肉類と大きいままの人参や玉ねぎ、セロリ、蕪といった野菜をじっくり鍋で煮込み、塩、黒胡椒、ハーブなどで調味し、本場では食べやすい大きさにきった具とスープを別の皿に載せてマスタードを添えて頂く。

- 詳しい解説 -

「野菜スープ」に明確な定義はなく、たっぷりと野菜が入っており、それをじっくり煮込むことで野菜の旨みを煮汁にしみこませた汁物のことである。トマト味のミネストローネスープや「ポトフ」も野菜スープの一種である。

「ポトフ」は元々フランスの家庭料理であり、鍋や壺という意味の「pot」に、火という意味の「feu」、火にかけた鍋という意味のフランス語「pot-au-feu」となる。材料も調理工程も家庭料理というだけあってシンプルで、ソーセージや牛肉や豚肉の塊などの肉類と人参や玉ねぎ、セロリ、蕪などの野菜をざっくりと大きめのままじっくり火にかけて煮込んだものである。野菜の種類は決まっていない。スープは滋味あふれており、塩と黒胡椒、ブーケガルニなどのハーブで調味し、本場フランスでは食べやすい大きさに切った肉や野菜の皿と、スープのみの皿の2つに分けて、アクセントとしてマスタードを添えて頂く。寒い冬にもってこいの料理であり、フランスから見た日本の料理で一番近いものは、おでんである。