舞台とミュージカルの違い・意味

舞台とミュージカルの違いとは

舞台とミュージカルの違い

- 概要 -

観客席とは別に設けられた、多種の芸能を演じる場所のことを舞台と呼び、そこで演じられる演劇や舞踊、歌舞伎や能、そしてミュージカルのことも総じて舞台と呼ぶ。ミュージカルは元はオペラであり、イギリスで庶民向けに作られたバラッド・オペラが原型となったとされる。しっかりと脚本のある物語に、歌やダンスなどを組み込んでエンターテインメント性をもったものをミュージカルと呼ぶ。

- 詳しい解説 -

「舞台上の演技」、「舞台を友達と観に行く」など、「舞台」という言葉には、前者のように演じられる多種の芸能を、観客が観る席と区別して設けられる「場所」を指す場合と、後者のように舞台上で演じられる「芸能自体」を指す場合がある。演劇や舞踊、歌舞伎、能、そして「ミュージカル」も舞台のひとつである。

「ミュージカル」とは、音楽と歌、セリフやダンスなどを融合させた演劇のひとつで、その歴史は約100年ほどである。元を辿るとイタリアのオペラであり、そこから派生し、イギリスで18世紀に流行した庶民向けのバラッド・オペラと呼ばれる、既存のメロディーに新たな歌詞をつけ、短いセリフでつないでいくものが原型となったとされる。現在のような、しっかりと脚本が書かれた物語に、歌やダンスを組み込んだ形になったのは、1927年にアメリカのブロードウェイで初演された「ショウ・ボード」が最初だといわれている。