一味と鷹の爪の違い・意味

一味と鷹の爪の違いとは

一味と鷹の爪の違い

- 概要 -

「一味」とは「一味唐辛子」を略した香辛料のことで、乾燥させた唐辛子「鷹の爪」の果実をすり潰して粉末状にしたものを指す。「鷹の爪」とは唐辛子の品種のひとつであり、日本では最も知られた唐辛子として、一般的に広く栽培・利用されている。

なお、一味のほかに、原材料に山椒や芥子の実など香りや味を追加した七味や八味といった調味料もある。

- 詳しい解説 -

「一味」とは、一般的に乾燥させた唐辛子の果実をすり潰して粉末状にした香辛料である。また、「鷹の爪」とはハラペーニョなど多数ある唐辛子の品種のうち、日本で使用・栽培される代表的なもののひとつであり、専ら赤く熟した後、収穫、乾燥させて使用される。名前は、小柄で細い形が鳥類の鷹の爪の姿に似ていることに由来する。

つまり、原材料の唐辛子には「鷹の爪」を用いることから、「一味」と「鷹の爪」は同じものであり、粉末状に加工してあるかどうかの違いである。

うどんや豚汁などの薬味として好みで使用される「一味」だが、他に山椒やごま、麻の実、陳皮、青海苔、芥子の実、紫蘇、生姜などのうち7種類を混ぜて、辛さだけではなく豊かな香りを楽しむ七味唐辛子(八味もある)がある。