トウモロコシとジャイアントコーンの違い・意味

トウモロコシとジャイアントコーンの違いとは

トウモロコシとジャイアントコーンの違い

- 概要 -

数あるトウモロコシの品種のうちのひとつがジャイアントコーンである。現在、日本では黄色い粒と白色の粒が3対1の割合で入るハニーバンタムという甘味種が主流である。近年では、生食可能な甘々娘などの品種も栽培されているが、ジャイアントコーンについては原産地ペルーでも標高3000mほどの奥地の限られた地区でしか栽培できない。なお、ジャイアントコーンは白色粒で、一粒が一般的なトウモロコシの倍もあるのが特徴である。

- 詳しい解説 -

ジャイアントコーンは、小麦や米などと並び世界三大穀物のひとつであるイネ科植物トウモロコシの数ある品種のうちのひとつである。

明治時代初期に北海道開拓に伴い、アメリカから甘味を楽しむ種類のスイートコーン種の中からゴールデンバンタムという品種を取り入れたことが、日本全土に広まっているトウモロコシのはじまりである。漢字で「南蛮黍」と書くのは、1579年に南蛮船に乗ったポルトガル人によって長崎または四国に伝えられたとされるのが由来である。現在、日本では黄色の粒と白色の粒が3対1の割合で入っているバイカラーコーン種のハニーバンタムが主流であり、最近では生で食べられる甘々娘なども出回りはじめ、ほかにも複数の品種が楽しまれている。

また、ジャイアントコーンは一粒が一般的なトウモロコシの粒の倍ほどの大きさになるのが特徴で、白色種である。原産地のペルーでも標高3000mほどのさらに限られた地区でしか栽培できず、日本では輸入食品店などでしか入手することができない貴重種である。