クリープとフレッシュの違い・意味

クリープとフレッシュの違いとは

クリープとフレッシュの違い

- 概要 -

「クリープ」も「フレッシュ」もコーヒーや紅茶に加えて味をまろやかにする目的で作られた商品で、牛乳や生クリームの代用品として日本全国に普及している。大きな違いは原材料で、クリープは主成分の牛乳を乳製品と乳糖に分離してパウダー状にしたものである。一方、フレッシュには乳製品は使われておらず、主に植物性油脂と水、乳化剤、香料などから作られている。

- 詳しい解説 -

「フレッシュ」とは一般的に「コーヒーフレッシュ」のことを指し、他にポーションとも呼ばれ、小さな容器に入ったコーヒーや紅茶に加え味をまろやかにするクリーム状の商品を指す。以前は牛乳や生クリームが使用されていたが、日持ちがしないことやハイコストであったことからその代替品として日本全国に普及した。牛乳や生クリームの代用品ではあるが、原材料に乳製品は含まれておらず、主に植物性油脂と水、それを中和させるための乳化剤、香料などから出来ている。

「クリープ」は森永乳業株式会社の商品で、「フレッシュ」同様コーヒーや紅茶に加えて味をマイルド似させる目的がある。「フレッシュ」との大きな違いは、主成分が牛乳であることで、原材料は乳製品と乳糖のみである。生クリームをパウダー状に分離する技術は昭和28年に完成していたものの、コーヒーが主流ではなかったため発売自体が延期され昭和36年4月に発売となった。「クリープ」の名前の由来は、CREAming Powder(クリーミングパウダー)による。