- 概要 -
「アルマゲドン」は英語、「ハルマゲドン」は本来の読み方であるヘブライ語で、「Armageddon」を読んだもので、聖書の中に登場する語である。メギドの山という意味であり、イスラエルの歴史上、何度も決戦が行われたパレスチナ中部の都市のことを指すが、実際にメギドの山は存在せず、「ハルマゲドン(アルマゲドン)」とは、世界を滅ぼすほどの終末的な戦いのことをいう。
- 詳しい解説 -
「アルマゲドン」も「ハルマゲドン」も同じ「Armageddon」で、どちらも同じ意味を指す。「アルマゲドン」とは英語読み、本来の読み方である「ハルマゲドン」はヘブライ語である。
この言葉が、聖書に関わりを持たない人にも知られるようになったのは、1998年公開、ブルース・ウイルス主演の映画「アルマゲドン」による。地球に衝突する軌道の小惑星を爆発させるという任務をもった乗組員たちの物語であったが、実際、聖書の中でも世界を滅ぼすほどの戦いとして記述され、それに由来して映画のタイトルとなった。「ハルマゲドン(アルマゲドン)」の「ハル」は「山」、「マゲドン(メギド)」はイスラエルの歴史上、幾度となく決戦場になったパレスチナ中部の都市のことを指している。しかし、実際、メギドの山とは存在せず、「ハルマゲドン(アルマゲドン)」の意義とは、世界を滅ぼすほどの終末的な戦いのことを指す。