- 概要 -
カンフーもクンフーもどちらも中国語で「功夫」と書き、同じことを指す。また広東語ではグンフーであり、それがアメリカに伝わり英語で「クンフー」となり、日本に渡来した際に「カンフー」となったとされる。中国拳法の名称としてイメージが強いが、本来は武術だけではなく学問や料理など、あらゆる技術的なものを努力した成果そのものを指す意味をもつ。
- 詳しい解説 -
中国語で「功夫」。本来の中国語ではゴンフーと発音され、広東語ではグンフーであり、それがアメリカに伝わった際に英語の発音で「クンフー」となり、その後、日本にやってきて「カンフー」となったとされる。つまり、「カンフー」も「クンフー」も読み方が違うだけで同じものを指す。
ブルース・リーやジャッキー・チェンの中国拳法を使用したアクション映画が日本でも公開され、人気を博したことから、中国拳法など武術イコール「カンフー(クンフー)」のイメージがついてしまったが、実際の意味は、学問であれ料理であれ努力したことにより成果をあげたことをいい、個人の努力の量や訓練の成果そのものを指す言葉である。