給料と俸給の違い・意味

給料と俸給の違いとは

給料と俸給の違い

- 概要 -

「給料」と「俸給」は支払われる1か月分の基本給のことを指す。基本給とは諸手当や残業代などを含まない報酬である。ただし、その支払い対象が違い、「給料」は一般的な会社員に対する報酬を指すのに対し、「俸給」は国家公務員に対する報酬のことをいう。

- 詳しい解説 -

「給料」とは、正規の勤務時間に対する報酬のことをいい、残業代や諸手当などは含まれていない、1か月分として支払われる基本的な報酬のことを指す。なお、残業代やボーナス、労働協定などで決められている現物支給(現物給与)のものなど、会社から受け取る報酬すべてのことは「給与」という。

「俸給」とは、国家公務員に対して支払われる「給料」のことをいう。以前は、基本給と諸手当を含めた給与と同等の意味の語であったが、国家公務員法の制定により、基本給を指す法律上の語となった。一般職の職員の給与に関する法律第四条から第九条までがこれにあたる。

つまり、「給料」と「俸給」は同じ1か月分の基本給のことを意味する語であるが、その対象が国家公務員であるか、その他の会社員であるかの違いである。