恐竜とトカゲの違い・意味

恐竜とトカゲの違いとは

恐竜とトカゲの違い

- 概要 -

ギリシア語で恐ろしいという意味の「Deinos」と、トカゲという意味の「Sauros」から名付けられた恐竜(Dinosaur)。「トカゲ」は、日本では、戸の陰にいることや素早く走って隠れる性質から「戸陰」、「敏駆」、「疾隠」に由来して名付けられたとされる。

どちらも爬虫類という大きな枠組みでは同じ仲間であるが、その下は恐竜はワニと同じ主竜類、トカゲは蛇と同じ体に硬い鱗をもった有鱗目に分類される。

- 詳しい解説 -

恐竜を英語では「Dinosaur」と書く。ギリシア語で恐ろしいという意味の「Deinos」とトカゲという意味の「Sauros」に由来して名付けられた。中生代の陸上を支配者的に闊歩していた恐竜も白亜紀の終わりに絶滅したが、恐竜とトカゲは爬虫類という大きな枠組みでは同じ仲間である。

しかし恐竜は、四本の足が体の斜め下か真下から生えたり、噛む力を強くするために顎の筋肉のつく場所が増している、歯が一本ずつソケットに収まっているなどの特徴から名付けられた、ワニと同じ主竜類であり、トカゲは蛇と同じ体が硬い鱗で覆われ、歯をもたない有鱗目に分類される。

トカゲの仲間で日本国内で身近に見かけるのは、ニホントカゲやニホンカナヘビである。全長20cm程度で全身の半分以上が尾っぽで、敵に襲われると自分の尻尾を切って逃げていくのが特徴である。なお、尻尾は同じ形ではないものの新しいものが再生する。