アッサムとダージリンの違い・意味

アッサムとダージリンの違いとは

アッサムとダージリンの違い

- 概要 -

「アッサム」と「ダージリン」はインドが産地の紅茶の葉のことである。「アッサム」は北東インドのアッサム平原で作られる茶葉で、世界最大の紅茶の産地である。濃い茶褐色で濃厚なコクがあるため、ミルクティーに向く。一方、「ダージリン」は東ヒマラヤ山麓の標高2,000mに位置するダージリン地方で作られる茶葉で、収穫期の中に3回のシーズンが訪れ、特に5月から6月の二番摘みの茶葉は、マスカットのような香りあるとされる。

- 詳しい解説 -

「アッサム」も「ダージリン」もインドが生産地の紅茶の種類であるが、産地が異なるため味わいや香りが違い、それに伴いオススメの飲み方も変わる。

北東インドのブラマプトラ河両岸にアッサム平原が広がっており、世界最大の紅茶の産地となっている。その場所で摘まれる葉が「アッサム」であり、煎れた紅茶は濃い茶褐色で、濃厚な甘みとコク、芳醇な香りをもつためミルクティーがオススメである。また6月から7月に摘まれたものが最高ランクとされる。

東ヒマラヤ山麓に位置するインドのダージリン地方が、スリランカのウバ茶や中国のキーマン茶とともに世界三大紅茶のひとつに数えられる「ダージリン」の生産地である。標高2,000mの急な斜面を利用した茶園は、日中と夜間の寒暖差で発生した霧が5月から6月のピーク時のマスカットのような香りをもつ茶葉を作り出すとされている。3月から11月までの収穫期の中に3回のシーズンが訪れ、どの時期も大きく風味が変わるのも特徴である。