セダンとリムジンの違い・意味

セダンとリムジンの違いとは

セダンとリムジンの違い

- 概要 -

日本やアメリカでは「セダン」とは、4枚(2枚もあり)の扉と2列の座席、4から6名の定員で、独立したトランクルームを持った3つの箱が並んだような形の、自動車のボディータイプのことを指す。そのタイプをドイツでは「セダン」とは呼ばずに「リムジン」と呼ぶ。しかし日本では、一般的に「リムジン」というと、全長を6mほどに長くした大型高級車を指し、専ら特別な日などに使用される豪華なセダンタイプの自動車のことを指す。

- 詳しい解説 -

「セダン」と「リムジン」は自動車のボディタイプを指す。一般的に4枚の扉(2枚もあり)と2列の座席、乗車定員が4名から6名、独立したトランクルームを持った、エンジンルーム、キャビン、トランクがそれぞれ小さい箱、大きい箱、小さい箱というように、3つの箱(3ボックス)のように並んだ形である。日本やアメリカでは「セダン」と言い、ドイツではリムジンと呼ぶため、本来は同じものを指している。しかし、「リムジン」と言った場合に、日本では一般的に大型高級車をイメージする。

日本で一般的に指す「リムジン」はセダンを改良したもので、運転席と客席の間に仕切りがあり、内装も豪華な全長6mはある大型の高級車のことである。空港や結婚式の送迎など特別な日に使用されることが多い。

「リムジン」はフランス語「limousine」に由来するが、馬車の形式のひとつリモージュ地方風の馬車もしくは、リムザン地方の羊飼いが羽織ったマントの名前と同じであり、どちらが本来の由来かはわかっていない。