コンクリートと生コンの違い・意味

コンクリートと生コンの違いとは

コンクリートと生コンの違い

- 概要 -

セメントと骨材となる砂や砂利、水(及び、時により混和剤)が材料となる「コンクリート」、「生コン」。材料に違いはなく、硬化した状態もしくは現場で作ったものを「コンクリート」、専門の工場で材料を練り混ぜて柔らかい状態で運搬されてきたものを「生コン」という。なお、「生コン」は、レディーミクストコンクリート(ready-mixed concrete)とも呼ばれる。

- 詳しい解説 -

コンクリートと生コンの違いは材料にはない。コンクリートは材料が硬化し、岩のようになった状態であることを言い、生コンは、レディーミクストコンクリート(ready-mixed concrete)とも呼ばれ、材料の練り混ぜまでを専門の工場で終わらせて、柔らかい状態で現場まで運搬されてくるコンクリートのことを指す。ちなみに、生コンが開発される前は、現場で手作業で練り混ぜを行っていたが、これはコンクリートであり、あくまでも工場出荷のものをいう。

材料は、砂とセメント粉と水で作られたセメントと、骨材となる砂(細骨材と呼ぶ)や砂利(粗骨材と呼ぶ)、そして水である。手作業で行っていた時よりも、正確に一定の品質を保てること、使用用途により材料の配合を変えることで強度等の違う様々なコンクリートが作られることから普及した。なお、世界で初めて生コンが作られたのは明治36年ドイツでのこと、日本では昭和24年のことだった。