占い師と易者の違い・意味

占い師と易者の違いとは

占い師と易者の違い

- 概要 -

「占い師」とは、タロットカードや水晶、西洋占星術、風水、四柱推命、コイン、そして易などを用いて、人間や物ごとの未来や成り行きなどを、それぞれの理論に基づいた方法で予想することを生業としている者のことである。その中でも、中国が発祥であり、世の中すべてのことは陰と陽から成り立つという思想のもと、算木と筮竹(もしくは人相や手相など)を用いて「易経」から答えを探る占いを行う者を「易者」と呼ぶ。

- 詳しい解説 -

人や物事の未来や成り行きなどを、それぞれの理論に基づいた方法により予想することを生業とする者のことを「占い師」と呼び、その中でも、易という手法を使用して占う者のことを「易者」という。

占いは大きく西洋と東洋に分けられる。西洋のものは日本に明治維新頃に伝わったとされ、タロットカードや水晶、西洋占星術などを用いたものがある。また、風水や四柱推命、人相や手相などを用いた東洋のものは古く、奈良時代に中国より日本に伝わったとされ、中国の最初の書物といわれる「易経」は占いのものであったという。この「易経」に基づき、算木(相対的な陰陽を表している角棒)と筮竹(竹の棒)を用い、もしくは人相や手相から占うのが「易者」である。易は、世の中の出来事はすべて陰と陽から成り立っているという思想であり、変化を意味している。