- 概要 -
「スポーツクラブ」はイギリスを中心としたヨーロッパで裕福な階級の社交場として発展したもので、「フィットネスクラブ」と同様、老若男女が健康増進を目的として、個々の技量や技術、好みの種目に合わせて体を動かす場のことを指している。日本では、会員になることで施設を利用できる商業的なものが多いが、「スポーツクラブ」と言った場合には、学校や企業内で特定の参加者による競技活動のことを指すこともある。
- 詳しい解説 -
「スポーツクラブ」も「フィットネスクラブ」も、子どもから高齢者までが健康増進を目的として、ダンスや水泳、トレーニングマシン、ヨガや簡単に体を動かせる体操など、個人の好みの種目や技術に合わせて、身体を動かす場のことを指し、違いはない。しかし、「スポーツクラブ」は、広い意味で、学校や企業などの特定の参加者による特定の（野球やバレーボール、陸上競技など）競技の活動のことを指すこともある。
「スポーツクラブ」の発祥はイギリスを中心としたヨーロッパで、18世紀から19世紀にかけて財産をもった有閑階級の社交場として発展した。その中には、政治に関わったり社会奉仕としての役割を含むものも多かったという。現在、日本では、会員になることでその施設を利用できる商業的な「スポーツクラブ」や「フィットネスクラブ」が多く運営されている。日本でフィットネスが知られるようになったのは、1964年の東京オリンピックがきっかけで、スイミングスクールが日本で初めてのクラブであった。