銃と鉄砲の違い・意味

銃と鉄砲の違いとは

銃と鉄砲の違い

- 概要 -

「銃」とは、一般的に火薬やガスなどの圧力で弾丸を銃身から高速で発射する武器のことで、弾丸の直径は約12.5mm、銃身の口径は20mm以下のものをいう。また、「鉄砲」とは、火薬を用いて銃身を通した弾丸を発射する火器のことを指し、一般的に江戸時代以前に使用されていた、現在でいう「銃」のことを指す。

- 詳しい解説 -

「銃」とは、拳銃や小銃、機関銃など専らひとりで扱うことができる、火薬やガスなどの圧力で、主に鉛などから出来た弾丸を筒状の銃身と呼ばれるところから高速で発射する武器のことを指す。武器であるので対象物を破壊することが目的であり、専ら狩猟や戦争などに用いられる。一般的に、弾丸の直径が約12.5mm、もしくは銃の筒の先端の直径(口径)が20mmのものを「銃」とする。また、それ以上の物は砲と呼んで区別される。

一方、「鉄砲」とは、火薬を用いて銃身から弾丸を発射する火器のことで、一般的には江戸時代以前に使用されていた語であり、現在でいう「銃」のことを指している。日本にはじめて伝わったのは1543年に、種子島に遭難して辿り着いたポルトガル人が火縄銃を持っていたことによるとされる。