アロエとヘチマの違い・意味

アロエとヘチマの違いとは

アロエとヘチマの違い

- 概要 -

「アロエ」の中でも、木立アロエは「医者いらず」といわれ、肉厚の葉の内部に含まれる汁をやけどなどの患部に塗布すると効果が得られると重宝され、「ヘチマ」は、成った果実からタワシを作ったり地域によっては食用としたりと、どちらも古くから家庭で栽培していた親しまれた植物である。

その違いは外見も一目瞭然であるが、「アロエ」は南アフリカ原産の多肉植物の仲間で、「ヘチマ」は熱帯アジアが原産で、キュウリやスイカなどと同じウリ科のつる性植物である。

- 詳しい解説 -

「アロエ」は、主に乾燥地に生育する葉や茎、根の内部に水分を貯蔵している多肉植物の仲間で、南アフリカ原産の多年生植物であり、「ヘチマ」は熱帯アジアが原産で、キュウリやカボチャ、スイカと同じウリ科のつる性の一年性植物で、特徴は40cmから60cmにもなる長い実が成ることである。

「アロエ」というと現在の日本では、美容や健康に良いとされ、アロエヨーグルトなどにアレンジして食用とする、葉肉が厚くて大きいアロエベラという種類が有名である。また、古くから各家庭に一鉢あり、「医者いらず」の通称で親しまれているものは、木立アロエという種類で、アロエの葉を割いて出てきた汁を、切り傷ややけど、虫刺されなどの患部に塗布すると効果があるとされる。木立アロエは苦い為、一般的に食用とはしない。

「ヘチマ」もまた、日本では古くから家庭で栽培されてきた植物である。棚につるを這わせて日よけにするほか、果肉を腐らせて果肉と種を取り除き、果実を乾燥させてタワシにしたり、沖縄では繊維の少ない品種の若い果実を炒め物として食用にする。