健康診断と身体検査の違い・意味

健康診断と身体検査の違いとは

健康診断と身体検査の違い

- 概要 -

「健康診断」も「身体検査」も、診察や各種検査を行うことで、乳児や児童においては発育状態や健康状態を、社会人や義務教育以降の者に関しては健康状態を検査し、未然に病気を防ぎ、また疾病を早期発見につなげることを目的とする。同じことを指しているが、現在では一般的に「健康診断」の語を用い、「身体検査」としたときには刑事訴訟法に規定される服装や所持品の検査を指すことが多い。

- 詳しい解説 -

「健康診断」も「身体検査」も、診察や各種検査を行うことで発育状態や健康状態を検査し、未然に病気を防ぎ、また疾病の早期発見につなげるため評価することを指す。「健康診断」は、地方自治体(健康増進法)や、学校(学校保健安全法)、企業(労働安全衛生法)などは各法律で実施が規定されている。項目は、身長・体重・胸囲・視力・色覚・胸部X線などや問診であり、任意により乳がん検診や前立腺がん検診なども受けることができる。現在、上記の意味で使用する場合は専ら「健康診断」の語を用いる。

「身体検査」は、「健康診断」と同じことを指しているが、それ以外にも服装や所持品などを検査する検証としての検査の意味も含まれ、刑事訴訟法に規定されている。