かいわれともやしの違い・意味

かいわれともやしの違いとは

かいわれともやしの違い

- 概要 -

「かいわれ」は大根の種が材料であり、「もやし」は大豆や緑豆といった豆類を用いた、発芽したばかりの葉と茎を食用にする新芽野菜(スプラウト)の仲間である。「かいわれ」は日光に当てて光合成をさせるのに対して「もやし」は暗所で栽培し、どちらも家庭で簡単に栽培可能である。

また、「かいわれ」は「貝割れ」と書き、発芽した小さな双葉が二枚貝を開いたような姿に見えることに由来し、「もやし」は芽が出たものを食用とすることから「萌し」もしくは「芽し」に由来する。

- 詳しい解説 -

「かいわれ」は一般的に「かいわれ大根」のことを指し、「もやし」と同じように、芽吹いたばかりの新芽や茎を食用にする新芽野菜であり、スプラウトとも呼ばれる。その違いは、種子にあり、「かいわれ」は大根の種を用いて日光の当たる場所で栽培し、「もやし」は大豆や緑豆(ブラック・マッペ)などの豆類を用いて暗所で栽培することである。

「かいわれ」は発芽したばかりの双葉の状態が、二枚貝を開いたような様子から名付けられ、「貝割れ」とも書く。疲労回復や動脈硬化、貧血の予防などのビタミン類やカルシウム、カリウム、マグネシウムなど、人にとって必要な栄養素がたくさん含まれる野菜である。家庭でも簡単に栽培できるが、一般的な大根の種を「かいわれ」として栽培するには種子が消毒されているので、「かいわれ」用を使用しなければならないので注意が必要である。

「もやし」は、「萌し」もしくは「芽し」に由来する食品名であり、植物の名前ではない。一般的に安価に販売されている「もやし」は東南アジア等から輸入したブラック・マッペを発芽させたもので、発芽の過程でビタミンや食物繊維、カルシウム、鉄分などを含む。清潔に栽培するように注意を払えば、簡単に家庭でも栽培できる野菜である。