たきぎとまきの違い・意味

たきぎとまきの違いとは

たきぎとまきの違い

- 概要 -

どちらも漢字で「薪」である。竃や暖炉、ストーブなどに使用する燃料とする木材を指し、「たきぎ」は「焚き木」という意味で、手や足で折れるような枯れて乾燥した、すぐに利用できる細い木や枝のことをいう。一般的に着火の際に用いる。また一方、「まき」は、道具を用いて太い木や枝を割ったり切ったりしてちょうど良いサイズに加工した材のことをいい、着火した後の長い時間火を維持させるために用いられる。

- 詳しい解説 -

「薪」と書いて、「たきぎ」と読み、「まき」とも読む。どちらも竃や暖炉、ストーブなどにおいて火を起こすための燃料としての木材のことを指し、その違いは加工するかどうかである。

「たきぎ」とは「焚き木」という意味で、特別な道具を使用しなくても手や足で折れる、枯れて乾燥しているような細い木や枝のことで、着火材になるようなもののことをいう。一方「まき」は、太い木や枝を道具を使って割ったり、切ったりしてちょうどいいサイズに加工したもので、一般的には「たきぎ」より太いものをいう。

「まき」は、しっかり乾燥させればどんな種類の木でもほとんどススを出さずに使用できるが、焚き付けから温度調節、持続時間の調節まで、それぞれの用途により種類を分けて用いられる。針葉樹は加工しやすく着火性が高いことから、初めの焚き付け時点に、火を持続させ、暖める力が高い広葉樹は長い時間燃やすために用いる。材料は、ミズナラ、コナラ、クヌギ、ブナ、ケヤキやサクラ、リンゴなどである。