- 概要 -
「ミリオン」も「メガ」も数字の1,000,000を意味する。「ミリオン」は千という意味のmilleとthousandから作られた英語であり、「メガ」はギリシャ語で大きいという意味のmegasを語源としたギリシャ語である。特に「メガ」は近年のコンピュータの普及に伴い、一般的に使用されるようになった語で、本来は理学用語として専ら用いられてきた。ミリオンはミリオンセラーやミリオンヒットなど、メガはメガバイトやメガシティ、メガワットなどのように用いられる。
- 詳しい解説 -
「ミリオン」も「メガ」も数字の1,000,000を意味している。その違いは、日本語で「百万」と使用するのと同じで、「ミリオン」は英語であり、「メガ」はギリシャ語であることである。
「ミリオン(million)」は、千という意味のmilleとthousandを合わせて作られた語だとされる。本やCDなどを100万個売り上げた際に、日本ではミリオンセラーやミリオンヒットと呼ばれる。
一方、「メガ(mega)」は、ギリシャ語で大きいという意味のmegasを語源とし、メガシティやメガロポリスなどというように本来は用いるが、コンピュータが広く一般化したことで、日本でもより身近になった語である。国際的に定めた単位系のひとつSI接頭辞と呼ばれる、十進の倍量・分量単位のときに、単一記号で表記されるものの前に付ける語として定められており、「メガ」の上の十億には、ギリシャ語で巨人という意味のギガ(giga)、一兆は怪物という意味のテラ(tera)が用いられる。