- 概要 -
「紀ノ国屋」は1910年に開業した老舗であり、セルフサービス方式を導入したり、チーズや高級アイスクリーム、パンの製造販売など時代の先駆けをいく高級スーパーである。一方、「紀伊国屋」は一般的に「紀伊国屋書店」のことを指し、1927年に創業した。先祖が江戸藩に勤める足軽だったことから、木材問屋として商売をはじめた際に屋号として使用したことがはじまりとなった。
- 詳しい解説 -
「紀ノ国屋」は1910年(明治43年)に開業した老舗の高級スーパーであり、「紀伊国屋」というと一般的に「紀伊国屋書店」を指し、書籍販売を行う老舗の書店もしくは出版社のことであり、関係はない。
「紀ノ国屋」は、青果店として創業し、まだ対面販売が主流であった中、日本ではじめてセルフサービス方式で食料品を売り出したスーパーマーケットである。チーズの空輸や高級なアイスクリームの販売、主食としてのパンの製造販売など、老舗としても時代の先駆けを行く高級スーパーとしても有名である。
「紀伊国屋」は、創業者の田辺氏の先祖が紀伊徳川家の江戸藩に勤める足軽だったことから、木材問屋として商売をはじめる際に屋号として使用したことがはじまりである。1927年に創業し、現在では日本全国に店舗をもつ。また、劇場の運営も行っている。