丘陵と台地の違い・意味

丘陵と台地の違いとは

丘陵と台地の違い

- 概要 -

「丘陵」とは谷がよく発達し、山地の中でも小規模で、標高が300m以下程度の、頂部が丸みを帯びたなだらかな地形の土地のことを指す。狭山丘陵や多摩丘陵、武蔵丘陵、房総丘陵などが挙げられる。一方、「台地」とは盆地や平に続く土地から一段高くなっている土地のことをいい、「丘陵」より標高は低く、起伏も激しくないものを指す。牧ノ原台地や八幡平、武蔵野台地などが挙げられる。

- 詳しい解説 -

日本の地形のうち約11%程度ずつあるのが「丘陵」と「台地」である。どちらも明確に規定されているわけではないが、「丘陵」とは山地の中でも、標高が300m以下程度の頂部が丸みを帯びたなだらかな地形で、山地より小規模な範囲のものを指す。一方、「台地」とは、平らに続いている土地や盆地の中から一段高くなっている土地のことをいい、「丘陵」より標高は低く、山地などのように起伏が激しくないものを指す。

「丘陵」は谷がよく発達しているため、側面や谷筋側面は急斜面となることが多い。狭山丘陵や武蔵丘陵、多摩丘陵、馬見丘陵、房総丘陵などがある。また、「台地」と呼ばれるものには、牧ノ原台地、八幡平、武蔵野台地、下総台地、各務原大地などがある。