- 概要 -
「アイスホッケー」と「ホッケー」の主な違いは、競技が芝生で行われるか、氷上であるかである。「ホッケー」は紀元前2500年頃を起源として、現在のスタイルは19世紀半ばのイギリスではじまったとされる。長さ約90cmのスティックで小さな球を相手のゴールに入れて、その点数を前後半各35分ずつ、計70分で競う。一方、「アイスホッケー」は「ホッケー」とラグビーのルールが元になり完成したスポーツで、選手たちは全身に安全のための厚い防具を纏い、163cm以下のスティックを持ち、1ピリオド20分を3回行って小さな球が相手のゴールに入った点数を競うスポーツである。
- 詳しい解説 -
その始まりは紀元前2500年頃とされる。ナイル川流域で発見されたその頃の墓の壁に「ホッケー」をしていると思われる姿が描かれているからである。現在「ホッケー」というと、一般的に芝生の競技場で行われるフィールドホッケーのことを指し、19世紀半ば、イギリスのクリケットの選手が試合のできない冬季に始めたのが発祥とされる。日本へは1906年に伝わった。
1チーム11人で、相手のゴールに向けてボールを打ち込み、その点数を競い合うスポーツであるが、特徴的なのは、競技に使用される先端が曲がった棒‘スティック’であり、長さは約90cmで平らな面と丸みを帯びた面があり、平らな面しかプレーには使用できない。前・後半各35分ずつの計70分で試合が行われる。
一方、「アイスホッケー」の起源は様々に伝えられており明確ではないが、競技としてのルールは、1877年カナダの大学生により「フィールドホッケー」とラグビーを組み合わせたものが考案されたのがはじまりである。コートは氷上であり、スピードが出ることから氷上の格闘技とも呼ばれるほど接触のあるスポーツで、選手たちは全身に厚い防具を纏い、1ピリオド20分を3回戦い抜く。163cm以下の柄の先端に、32cmの若干湾曲したブレードがついており、これが‘スティック’である。1チームは6人制である。
2つの専らの違いは、競技が芝生か氷上かである。