オレガノとローリエの違い・意味

オレガノとローリエの違いとは

オレガノとローリエの違い

- 概要 -

「オレガノ」はシソ科の多年草であり、「ローリエ」はクスノキ科の常緑高木と分類上はまったく違う植物であるが、どちらも専ら葉っぱを乾燥させて、肉や魚の臭みとりや香りづけとしてトマトソースやミートソース、煮込み料理などに広く用いられる。「オレガノ」は日本名でハナハッカといい、7月、8月頃に茎の先端に小さな房状に白色やピンク、赤紫色といった小花をまとめて可愛らしく咲かせる。また、「ローリエ」は日本名を月桂樹といい、他にもベイリーフやローレルという名でも親しまれている。

- 詳しい解説 -

「オレガノ」とは、原産地がヨーロッパ地中海沿岸地方のシソ科植物の仲間で多年草である。日本名でハナハッカと呼ばれ、日当りと水はけのよい土であれば、鉢植えやプランターなどでも栽培できる。また、7月から8月頃に小さな花を小さな房状にまとめて咲かせ、ポプリやドライフラワーとしても楽しむことができる。花色には白色やピンク、赤紫色がある。

一方、「ローリエ」は、原産地はアジア西部もしくは東部地中海とされるクスノキ科の常緑高木である。日本名で月桂樹であるが、他にもベイリーフ、ローレルも同じものを指す。ギリシア神話で美しい妖精ダフネの化身であるとともに太陽神アポロンの王冠になっていることから、古くより栄光と英知の象徴とされ、古代ローマで開催されたオリンピックでは、勝者の頭上にこの葉で作った冠を載せていた。

分類上まったく違う植物であるが、どちらも葉っぱを乾燥させて肉や魚の臭みとりに、清涼感ある芳香で香りづけに、トマトソース、ミートソース、煮込み料理などに広く用いられるハーブである。