ラップとスカの違い・意味

ラップとスカの違いとは

ラップとスカの違い

- 概要 -

「ラップ」とは、ひとつの節の終わりなどに同音異綴語の韻を踏みながら、あまりはっきりとしたメロディーラインではなく、話しかけるように抑揚を付けながら歌う歌唱法のことである。曲の拍に合わせるオン・ビートと、合わせないで自由なオフ・ビートに分類される。一方、「スカ」とはジャズが元になりジャマイカで生まれた音楽のジャンルのひとつで、一般的に、四分の四拍子の曲の、2拍目と4拍目にアクセントが置かれて強調される(裏打ち)のが特徴である。

- 詳しい解説 -

「ラップ」とは歌唱法のひとつであり、「スカ」とは音楽のジャンルのひとつである。

「ラップ」とは、ひとつの節の終わりなどに同音異綴語の韻を踏みながら、あまりはっきりとしたメロディー上ではなく、リズミカルに、話しかけるように抑揚をつけながら歌う歌い方である。また、曲の拍に合わせるオン・ビートと、合わせないで自由に歌うオフ・ビートに大きく分けられる。ちなみに心霊現象のひとつで、トントンやコツコツなど、自分以外の誰もいないはずの部屋で音がする現象をラップ現象と呼ぶが、語源はこの音楽の「ラップ」である。

「スカ」とは、アメリカで生まれたジャズがジャマイカに伝わり、四分の四拍子の曲の2拍目と4拍目にアクセントを置いて強調した(裏打ち)音楽が生まれたのが起源とされる。ジャズがベースなのでバンドはギターやベース、キーボード、トランペットやトロンボーン、サックスなどが用いられ、日本では、東京スカパラダイスオーケストラが有名である。