違反金と反則金の違い・意味

違反金と反則金の違いとは

違反金と反則金の違い

- 概要 -

「違反金(正式には放置違反金)」とは、本来、駐車してはいけない場所に自動車を止めた場合に取り締まりを受けることで、実際の運転者が対象で違反金と違反点数が付与される。しかし、運転者が特定できない場合には、車の所有者が違反金を支払うこととなり、違反点数は付与されない。「反則金」とは、信号無視や積載物超過、整備不良など、違反金で規定された罪以外の悪質ではなく比較的軽微な反則行為に対する罰である。車両の種類により納付する金額が変わり、道路交通法施行令(別表)に規定されている。

- 詳しい解説 -

「違反金」とは正式には「放置違反金」といい、「反則金」とともに自動車運転の比較的軽微な違反行為に対する罰のことである。

「違反金」とは、本来、駐車してはいけない場所に自動車を止めた場合に取り締まりを受けることで発生し、実際運転していた者が受ける罰則である。普通自動車で1万円から2万円の違反金と、場所により1点から3点の違反点数が付与される。違反金の納付書を受理してから8日以内に指定された金融機関に指定金額を納付することで、裁判を免除する方法である。

しかし、違反した運転者が特定できない場合には、運転者が警察署に出頭してこない限り、車の所有者がこの違反金を支払うという法律が2006年に(道路交通法)制定され、これによる場合は運転者が誰だかわからないままなので、納付さえすれば点数の付与がされないということである。

「反則金」とは、信号無視や速度超過、積載物超過、整備不良、携帯電話使用など、放置違反金で規定された罪や死亡事故、悪質な違反行為以外の反則行為に対する罰であり、原付や普通、大型車など車両の種類により納付する反則金額は変わり、道路交通法施行令(別表)で規定されている。