セロテープとセロハンテープの違い・意味

セロテープとセロハンテープの違いとは

セロテープとセロハンテープの違い

- 概要 -

「セロテープ」は1918年に製薬所として創業し、日本で初めてこの粘着テープを作った現ニチバン株式会社の登録商標であり、「セロハンテープ」と同じ物である。つるりとしたセロハン部分はパルプから、粘着部も天然ゴムや天然樹脂が原料であり、廃棄後も土に還る地球にやさしい天然素材のエコな製品である。なお、アメリカでは、セロハンテープのことを一般的にスコッチテープ(3Mの登録商標)と呼ぶ。

- 詳しい解説 -

「セロテープ」は、1918年に製薬所として創業し、絆創膏や軟膏、硬膏類を製造していた現ニチバン株式会社(東京都文京区)の登録商標で、「セロハンテープ」と同じものを指す。つまり、特にニチバンの商品ということを強調する必要がないのであれば、セロハンテープとしても間違いではない。

日本で初めて作ったのがニチバンであり、当初はニチバン製の物しかなかったため「セロテープ」という登録商標が一般的に広く普及した。つるりとしたセロハン部分は、ビニールのようにも見えるがパルプから作られる天然素材で、粘着部の原料も天然ゴムや天然樹脂を使用しているため、廃棄後は植物と同様に分解し土に還っていくエコな商品である。セロハンテープは他に、スコッチテープやセロファンテープなどとも呼ばれることがある。