対物と物損の違い・意味

対物と物損の違いとは

対物と物損の違い

- 概要 -

「対物」とは、物に対してという意味であり、一般的に自動車保険のうち任意保険の「対物賠償保険」のことをいう。また「物損」とは、他人の物を壊したり損傷を与えてしまうことを指し、そのような自動車事故のことを「物損事故」と呼ぶ。「物損事故」が起きた際に使える保険が「対物賠償保険」である。

- 詳しい解説 -

「対物」とは、物に対するという意味で、一般的に自動車保険における「対物賠償保険」のことをいい、自分(もしくは家族)の自動車や持ち物以外に損害が起きた際におりる任意保険のことである。一方、「物損」とは、建物や自動車など、人間の体以外に生じた損害のことをいい、そのような自動車事故を「物損事故」と呼ぶ。つまり、「物損事故」を起こしてしまった際に、利用できる任意の保険が「対物賠償保険」である。

「対物」で注意しなければいけないのは、補償対象となる範囲である。保険を申し込んだ契約者本人、その配偶者と父母、子ども、保険を契約する自動車を営業など業務で使用している場合は、雇い主、保険をかけた自動車を運転中の本人とその配偶者、父母、子どもが、所有し、管理しているものが対象外となる。また、任意の保険であるので加入するかどうかは契約者の自由であり、補償の金額も500万円、1000万円、無制限といくつかの選択肢がある。