機動隊と自衛隊の違い・意味

機動隊と自衛隊の違いとは

機動隊と自衛隊の違い

- 概要 -

「機動隊(警察機動隊)」は警視庁や各都道府県警察本部の警備警察部門に所属する警察官のことであり、「自衛隊」は陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊に分けられ、防衛省に所属している。「機動隊」はデモや暴動の鎮圧、要人警護などの治安警備や災害警備を目的としているのに対し、「自衛隊」は日本国の平和と独立を陸上、海、空から守り、大規模災害の際の救助活動などを目的としている。

- 詳しい解説 -

「機動隊」とは、正式には警察機動隊といい、警視庁や各都道府県警察本部の警備警察部門に所属する警察官のことである。専らの任務は、デモや暴動の鎮圧、要人警護などの治安警備や災害警備である。一方、「自衛隊」は防衛省に所属し、日本国の平和と独立、大規模災害などの際の救助活動、領土、領海、領空を守るために1954年に設立された組織である。「機動隊」も「自衛隊」も目的や任務、所属する組織など全く違っている。

「機動隊」の中には専門的な技術と知識をもった「機能別部隊」と呼ばれる部隊があり、MP5機関けん銃などと専用の装甲車で武装して立てこもり事件などに派遣される銃器対策部隊、爆発物を処理する特別な車両を装備している爆発物処理部隊、大規模災害の際に派遣される広域緊急援助隊、山岳地帯での遭難者の救助などにあたる山岳救助隊などがある。

「自衛隊」の中には、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊がある。国内に260か所の駐屯地をもち、自衛官は約23万人となっている。