周波数と電気の違い・意味

周波数と電気の違いとは

周波数と電気の違い

- 概要 -

原子核を構成するひとつ‘陽子’と、原子核の周囲をまわっている‘マイナスの電子’が同数であれば中性で安定した状態であるが、何らかの刺激を受けて‘マイナスの電子’が軌道から飛び出してしまうと‘自由電子’となり、それが動くことが「電気」である。その「電気」には、乾電池などの直流と、壁のコンセントから供給される常に一定の大きさの電気、交流がある。この交流は、規則正しく山と谷を一組とした波を描いており、これが1秒間に何回描かれるかを示したのが「周波数(単位ヘルツ)」である。なお、西日本では60ヘルツ、東日本は50ヘルツとなっている。

- 詳しい解説 -

すべての物質は‘原子’からできている。‘原子’とは、プラスの電気を持つ‘原子核’のまわりを、マイナスの電子がまわっている状態である。‘原子核’は‘陽子’と‘中性子’で構成されている。原子核のまわりをまわっている‘マイナスの電子’と原子核を構成する‘陽子’が同じ数であると中性で安定した状態であるが、‘マイナスの電子’が、何らかの刺激を受けて原子核の軌道上から飛び出してしまうと‘自由電子’と呼ばれるものになり、この‘自由電子’が動くことを「電気」という。

「電気」を使用して私たちは専ら日常生活を送っており、不可欠な存在になりつつある。テレビや照明、スマートフォンにドライヤー、洗濯機、お風呂など、利用するものは数知れない。そしてその「電気」は、懐中電灯や携帯ラジオなどに使用される電池の直流と、壁からコンセントで供給される電気で常に一定の大きさである交流に分けられる。

交流は規則正しく大小の波型を描く。山と谷で1組とし、これが1秒間に何回描かれるかを示したのが「周波数(単位ヘルツ)」である。東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツと異なるが、これは、管轄する電力会社が発電装置を違う国から購入して運用しはじめたことによる。