グラタンとリゾットの違い・意味

グラタンとリゾットの違いとは

グラタンとリゾットの違い

- 概要 -

「グラタン」とは薄い膜に焼き色がついたフランス料理で、専らホワイトソースを用いてオーブンで焼いたものを指し、「リゾット」は、生米を芯が残る程度までブイヨン等で煮込んだイタリア料理である。「グラタン」の主な具は、マカロニ、海老、ほうれん草、じゃがいも、かぼちゃなどである。また、「リゾット」は玉ねぎのみじん切りも生米とともにバターやオリーブオイルで炒め、白ワイン、キノコ、野菜、魚介類や肉などを食べやすい大きさに切ったものとともに煮込んでいく。

- 詳しい解説 -

「グラタン」は、削り取るという意味のフランス語gratter(グラッター)が語源とされ、魚介類や肉、野菜などをホワイトソースと混ぜてお皿によそり、チーズやパン粉、バターをのせてオーブンでぐつぐつと焦げ目が付くように焼く料理のことである。「表面に焼き色が付いた薄い膜を作り出す」という料理方法のことを指す。ホワイトソースの中に入れる具により、マカロニを使用したマカロニグラタン、海老を用いた海老グラタン、ほうれん草やじゃがいも、かぼちゃ、ミートソースなど色々なバリエーションがある、専ら冬の寒い時期に好まれる料理である。

一方、「リゾット」とは、玉ねぎのみじん切りと生米をバターもしくはオリーブオイルで炒め、白ワインとブイヨン、野菜やマッシュルーム、魚介やお肉などを加えて、そのままフライパンで炊いたイタリア料理である。お米という意味の「riso」と最高という意味の「ottimo」を合わせた語であるとされるが、明確にはわかっていない。お米に芯が残った状態に仕上げるのが特徴で、粉チーズを散らす。

つまり、「グラタン」は焼き色をつけた膜のあるフランス料理のことで専ら、ホワイトソースを使用してオーブンで焼いたものを指し、「リゾット」は生米を芯が残る程度に煮込んだイタリア料理である。