エスプレッソとブレンドの違い・意味

エスプレッソとブレンドの違いとは

エスプレッソとブレンドの違い

- 概要 -

「エスプレッソ」とは、エスプレッソ用に深く豆を煎り、粉状の極細引きのコーヒー豆にした後、専用のマシンを用いて発生させた蒸気圧でお湯を瞬間的に通して抽出する、きめ細かくトロリとした上質の泡が特徴のコーヒーのことである。一方、「ブレンド」は、3種類から5種類程度の豆を、特徴を活かしながら配合したコーヒー豆のこと(もしくはそれを用いたコーヒーのこと)で、全く違う風味を組み合わせたり、基本の豆を決めてから追加したりと、調合には各々の豆の特徴を細部まで知ることが必要である。

- 詳しい解説 -

「エスプレッソ」も「ブレンド」もコーヒーの種類のひとつである。

「エスプレッソ」とは、粉状の極細引きのコーヒー豆を、専用のマシンで発生させた蒸気圧でお湯を瞬間的に通して抽出することでクリーム状のトロリとした細かい泡を作り、きめ細かい泡(クレマ)に覆われているのが特徴である。また、濃くて苦いというイメージからは想像できないが、短時間で抽出すること、豆をエスプレッソ用に深く煎るため揮発することから、通常のドリップコーヒーよりカフェイン量は少ない。

イタリアではカフェと言えばエスプレッソを指すほど定着しており、ストレートや砂糖、たっぷりのスチームドミルクでカプチーノにするほか、クリームやフレーバーシロップ、チョコソースでアレンジすることもある。なお、一般的に、専用のデミタスカップもしくはエスプレッソカップを使用する。

「ブレンド」とは、複数種の豆を、それぞれの特徴を活かしながら配合して作ることで、3種類から5種類程度が望ましいとされる。基本の豆に他の風味の豆を追加したり、全く性質の違う豆を組み合わせたり、性質の似た豆を組み合わせて味を整えてから個性的な風味の豆を追加する方法などがある。