アミノ酸とクエン酸の違い・意味

アミノ酸とクエン酸の違いとは

アミノ酸とクエン酸の違い

- 概要 -

「アミノ酸」も「クエン酸」も、私たちが生きていくために不可欠な成分である。「アミノ酸」は血液や内臓、筋肉、皮膚などのもとになるたんぱく質を構成する成分であり、食事にすると肉類や魚類、卵、豆類に上質の物が含まれる。また、「クエン酸」はエネルギーを作るために必要な成分で、疲労した筋肉にたまった乳酸や、余分な脂肪を燃焼させるなど疲労回復効果ももつ。かんきつ類などの果物や梅干しがごれにあたる。「アミノ酸」と「クエン酸」の食べ合わせはよく、肉類に柑橘系の汁をかけるなど、工夫して摂取するとよいとされる。

- 詳しい解説 -

「アミノ酸」も「クエン酸」も、人間の体を構成し、健やかに生きていくために大切な成分である。「アミノ酸」とは、血液や内臓、筋肉や皮膚などのもとであるたんぱく質を構成している成分であり、主に肉類や魚類、卵、豆類に上質なものが多く含まれている。一方、「クエン酸」とは、エネルギーを作り出すために不可欠な成分で、疲労した筋肉にたまった乳酸や、余分な脂肪を燃焼させるなど疲労回復効果ももつ。果物や梅干しの酸味成分がこれにあたる。

「アミノ酸」は数多くの種類があるが、体内で合成することにより様々な働きを行う。体内で合成できないことから、食事からの摂取が必要となる9種類のアミノ酸のことを必須アミノ酸といい、反対に合成できるものを11種類を非必須アミノ酸と呼ぶ。牛肉や豚肉、卵、鯵、鮭などには良質のたんぱく質が含まれているが、偏りすぎず、大豆や昆布など食物繊維やビタミン類なども豊富に含まれている食品もバランスよく摂取する方が良い。

「クエン酸」はビタミンB群と一緒に摂取すると効果的とされ、また、加熱しても壊れない成分であるため、アミノ酸が含まれる肉類などと一緒に食べるのも良いとされる。