タービンとピストンの違い・意味

タービンとピストンの違いとは

タービンとピストンの違い

- 概要 -

「タービン」も「ピストン」も、どちらも吸気・圧縮・燃焼・排気作業によりものを動かすエンジンの仕組みのひとつである。航空機などに利用される「タービン」は、空気を圧縮して燃料室に送り込み、その際に発生した高温高圧の燃料ガスの熱エネルギーによってタービンを回して出力する方法で、「ピストン」は自動車から船舶などの大半に使用されており、シリンダー内をピストンが往復してクランクを回転させて出力する方法である。

- 詳しい解説 -

「タービン」とは一般的に「タービンエンジン」、「ピストン」とは「ピストンエンジン」もしくは「レシプロエンジン」とも呼ばれ、吸気・圧縮・燃焼・排気の作業を行うエンジンの仕組みのひとつである。

「ピストン」は、シリンダー内をピストンが往復し、クランクにつながる連接棒が動くことによって回転が始まる。一方、「タービン」は空気を圧縮して燃料室に送り込み、その際に発生した高温で高圧の燃料ガスの熱エネルギーによってタービンを回し、排気する、もしくは回転させて出力とする方法のことである。

「ピストン」を使用しているのは、自動車やディーゼルエンジンを積んだ(ピストンのひとつ)船舶などの大半に用いられている。また、タービンを使用しているのは航空機で、航空機に利用した際にはジェットエンジンと呼ばれ、陸上や船舶に利用した際はガスタービンと呼ぶ。