胃がんと十二指腸潰瘍の違い・意味

胃がんと十二指腸潰瘍の違いとは

胃がんと十二指腸潰瘍の違い

- 概要 -

「胃がん」とは、食道と小腸(十二指腸の入り口)の間にある臓器「胃」にできる「がん」のことである。5層になっている胃壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因で異常に増え続けて、生命維持を脅かすものとして判断されたものをいう。一方、「十二指腸潰瘍」とは、ストレスやピロリ菌の感染、非ステロイド性抗炎症薬などにより胃酸の分泌が高まり、小腸のひとつである「十二指腸」の粘膜を攻撃し、溶かして掘ったような状態にしてしまう病気のことをいう。

- 詳しい解説 -

「胃がん」とは、食道との境目の噴門部から小腸の始まりの幽門部までの臓器‘胃’にできる‘がん’のことである。なお、幽門部は、小腸のひとつである十二指腸とつながっている。一方、「十二指腸潰瘍」とは、‘十二指腸’にできる‘潰瘍’のことである。潰瘍は粘膜が傷つくことにより溶けて掘れたような状態になることで、がんとは別のものなので、転移することはない。

‘がん’とは、身体の中で異常に増え続けて他の臓器まで達し、診断の結果、生命維持を脅かすものとして判断されたものをいう。この‘がん’の中でも多いのが、体の表面につながる上皮組織にできる種類で、「胃がん」もこれにあたる。胃は、食道を通ってきた食べ物を貯蔵する機能、胃液と混ぜて消化して小腸へ送り出す機能、ビタミンB12、鉄、カルシウムの成分を吸収する機能をもち、5つの層に分かれた胃壁に囲まれている臓器である。「胃がん」となるのは、最も内側にある粘膜内の細胞であるが、その原因はわかっていない。

なお、「十二指腸潰瘍」の原因は、ストレスやピロリ菌の感染、非ステロイド性抗炎症薬によるものとされ、胃酸の分泌が高くなり粘膜を攻撃することにより悪化させる。