震度とマグニチュードの違い・意味

震度とマグニチュードの違いとは

震度とマグニチュードの違い

- 概要 -

「震度」とは日本独自の揺れの強さを示す指針で、気象庁ほか、地方公共団体や防災科学研究所が全国に設置した震度観測点にて観測された震度が発表される。震度0から震度7までで10階級ある。一方、「マグニチュード」とは世界共通の定義のもとに表される地震の大きさのことである。通常、「マグニチュード」の数値が小さくても震源からの距離が近ければ「震度」は大きくなり、反対に「マグニチュード」が大きくても震源から遠ければ「震度」は小さくなる。

- 詳しい解説 -

まず、「マグニチュード」とは地震の大きさを表しており、その定義は世界共通のものである。それに対し「震度」とは、日本で用いられる揺れの強さを示す指針で、気象庁により震度0から震度7までの10階級で示される。なお、「震度」は、その国の建物の強度(壊れやすさ)なども関係するため国により異なっている。

「マグニチュード(以下M)」の大きさとは、M8だった場合に、M7の約32倍のエネルギーをもち、M6であれば1000個分に相当する大きさである。しかし、その数値が小さくても震源からの距離が近いと地面は大きく揺れる為「震度」は大きくなり、数値が大きくても震源からの距離が遠ければ「震度」は小さくなる。「震度」は、震度0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7で表され、気象庁ほか、地方公共団体や独立行政法人防災科学技術研究所により全国に設置された震度観測点で観測される。