- 概要 -
「評論家」も「ルポライター」も特別な資格や経歴などが必須なわけではないが、一定の高度な知識や、「ルポライター」に至っては行動力や探求心などが必要とされる職業である。
「評論家」とは物ごとや各分野についての価値や善悪、優劣などを論じることが生業の者のことをいい、「ルポライター」とは、主に社会的に影響のある事件やテーマなどを題材に、自ら現地や関係者を取材し、その事実を客観的に執筆し、紙面に起こすもののことをいう。
- 詳しい解説 -
「評論家」とは、物ごとや各々の分野についての価値や善悪、優劣などを自ら考察し、論じることを生業としている者のことをいい、所長や教授、編集局長など一定の役職を有している者が多い。
一方、「ルポライター」とは和製英語で、報告文学という意味のフランス語「Reportage」と作家や著者という意味の英語「Writer」から出来た語である。主に、社会的に影響のある事件やテーマなどを題材に、自ら現地や関係者を取材し、その事実を深く捉えて客観的に執筆していく者のことをいう。つまり、「評論家」は意見や優劣などを述べるのが専門であり、「ルポライター」は自ら現地に赴いた上で、取材報告を紙面に起こすのが専門の者である。
どちらも、特別な資格や経歴などが必須なわけではなく、自称もしくは他称である。しかしながら、一定の高度な知識やそれ以上の幅広い知識、「ルポライター」に至っては行動力や探求心などが必要とされる職業である。