給料と歳費の違い・意味

給料と歳費の違いとは

給料と歳費の違い

- 概要 -

「給料」とは、一般的な会社員が労働の対価に雇い主より支払われる正規の労働時間に対する報酬のことで、残業代や諸手当等は含まれない。1か月分として支給される、基本的な報酬のことである。一方、「歳費」とは、衆議院及び参議院の国会議員に支給される、会社員でいうところの「給料」のことである。議長、副議長、一般議員(金額は一律)の3つに分かれており、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律で金額が定められており、変更の際には、法律の改正が必要である。

- 詳しい解説 -

「給料」とは、一般的な会社員の正規の勤務時間に対する純粋な報酬のことで、残業代や諸手当などは含まれない、1か月分として支給される基本的な報酬のことを指す。また、「歳費(さいひ)」とは、国会議員(衆議院及び参議院)に支給される「給料」のことである。

なお、残業代や諸手当、ボーナス、労働協定などで決められている現物支給(現物給与)など、会社から受け取るすべての報酬のことは「給与」と呼ぶ。

「歳費」は、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律(昭和22年4月30日施行)により、月額が定められており、改定する際には法律の改正が必要となる。現在(平成27年6月10日時点)は、各院の議長は217万円、副議長は158万4千円、一般議員は一律で129万4千円が支給されている。専ら、事務所の人件費や賃貸料・光熱費、選挙関係費、項目としてはさらに調査研究費、組織活動費などが設けられ、議員として活動する費用をここからまかなうこととなっている。