天つゆとめんつゆの違い・意味

天つゆとめんつゆの違いとは

天つゆとめんつゆの違い

- 概要 -

「天つゆ」とは、天ぷらに味を付ける目的でつけるつゆのことをいい、一般的に、出汁とみりん、しょうゆを4対1対1の割合で加えて混ぜ、一度煮たてて用いる汁のことを指す。一方、「めんつゆ」とは、そうめん、うどん、蕎麦、冷や麦など、日本で古くから食べられている麺類に合わせて用いられる付けつゆ、もしくはかけつゆのことで、各地方や家庭で分量や出汁の種類は違っているが、出汁とみりん、日本酒、しょうゆ、砂糖を加えて混ぜ、一度煮たてた汁のことを指す。

- 詳しい解説 -

「天つゆ」とは、野菜や魚介などに水で溶いた小麦粉の衣をまぶし、油でカラッと揚げた天ぷらを付ける汁のことである。一般的には、出汁とみりん、しょうゆを4対1対1の割合で加え、一度煮立てたもののことである。

「めんつゆ」とは、そうめん、冷や麦、うどん、蕎麦、にゅう麺など、一般的に日本で古くから食用とされている麺類につけるつゆ、もしくは器にはじめから麺とともに入れてあるつゆのことである。各麺の太さや蕎麦などの風味もまた楽しむために、それぞれにあった分量で出汁、みりん、日本酒、しょうゆ、砂糖を加えて一度煮立てて使用する。

「天つゆ」も「めんつゆ」も甘め、辛め、薄め、濃いめ、出汁にカツオを使うか昆布か、いりこかなど、各地方ごとや各家庭ごとに違っている。また、現在は、すぐに使用できる各麺専用のつゆや、希釈して各麺類や天ぷらのつけ汁、丼もののかけつゆなど、様々な用途にも対応できるつゆなどが商品として流通している。